肘の痛み改善にも姿勢改善が必要!

 

3ヶ月ほど前から

私のパーソナルトレーニングを受けられている50代女性の方の事例です。

※ご本人にはご了承済みで書いています。

 

 

もともとは

『年齢を重ねても動ける身体でいたい!

スタイルを崩したくない!』

という目標がある方でした。

 

 

詳しくお話を伺っていると、

長年テニスをされているのですが、ここ数年で体形の崩れを感じるようになったこと。

また、今はテニス後に肘が痛むことが多くなり、このままテニスを続けていけるのか不安になったことがきっかけだったようです。

 

 

私が最初にチェックするところは姿勢の部分。

 

この方の場合は

肩甲骨の間の背骨が丸まっており、少し猫背気味な姿勢。

 

動作チェックで肩を大きく回していただくと、

背骨が少し丸まっていたことにより、肩の動きが悪くなり、

腕が上に上がる(バンザイになる)と肘が曲がってしまっていました。

 

 

このままの姿勢、動作でテニスラケットを振ると、

肩が動きにくいため肘で振るようになり、

肘への負荷が増大して痛みが出やすくなります。

 

 

改善を目指す流れとしては、

 

まずは肩甲骨の間の背骨が使えるように(反れるように)していき、

良い姿勢をとれるようにしていくこと。

 

そして次に、

バンザイするときに腕からではなく背骨(もしくは胸)から上げれるようになること。

 

あとは、

肩を回すときも身体の中心から動かすイメージを持つことで、

肘が曲がらないようになり、肩からしっかり回せるようにしていくこと。

 

 

 

この方の場合は週に一回のペースでトレーニングを実施していったのですが、

 

3回目が終わったあたりからテニス後は肘が

「痛い」から「だるい」に変わり、

5回目が終わったあたりから

「だるい」から「違和感」

9回目が終わったあたりから

テニス後の肘の違和感も無くなったようです。

 

 

そこから完全に肘への負担が無くなったわけではなく、

試合等で長い時間テニスをしたときは違和感が出たり、

姿勢の意識が出来ていなかったときはテニス後は肘が重かったりしていたとのこと。

 

 

このように調子の波がありつつも、

3ヶ月経った今ではほとんど違和感も出ないようになったとのご報告をいただきました。

 

 

私のパーソナルトレーニングを受けられるほとんどの方は、

姿勢改善を最初に取り組んでいただきます。

 

 

見た目を良くしていくことはもちろんですが、

姿勢改善が「痛みのでない身体」をつくっていくための土台となるからです。

 

 

 

もし身体の関節に痛みや不安がある方は、

姿勢改善がポイントになるかもしれませんので

ぜひ意識してみてください。

 

 

ありがとうございます。